こんにちは。

滝川の建築事務所ジャパン・コルディアル・ホームズの三河です。

先日、新電力の契約の為にとある社会福祉法人様の方にお伺いしてきました。

多くの施設を保有している社会福祉法人様で、高圧も低圧も多くのご契約を頂けたのですが本当に意識が高いなと関心させられる社会福祉法人様でした。

まだまだ向上しようという想いがお話の中でビリビリ伝わってくるので、改めてそういうお話をする機会があれば良いなと思いました。

こういう意識の高い方々から、色々と学び、吸収したいものですね。

 

 

さて、

最近は木工の事ばかり書いている私ですが、先日から作っていたものが完成しましたのでご報告です。

形がちょっと普通ではありませんが、実は「位牌」を作っていました。

(※上の写真で文字は消してあります)

先月、本当に、本当に大事な人が天国に行ってしまいました。

そのとき、私に何ができるだろうと考えました。

それはやはり、もの作りをやってきた自分の技術を活かすべきだと思いました。

「神の宿る木」ブビンガを土台に、プレート部分はイエローハートという名前の通り黄色い木を使っています。

黄色にしたかったのは、その人が黄色の似合う人だったからです。

あと、上についている丸いものはシルバー925で作った月と星(型)の紋章です。

私は木工は素人ですが、シルバーは昔これで生計を立てていました。

最近は、形式ばったものではなく「モダン位牌」というデザイン重視のものが多数出てきていますので、「自分が作るならそれだ!」と思いました。

やっと少し落ち着いてきたので、先日から書いている木工の成果として載せてみようと思いました。

 

先日からテキストではお伝えしてきましたが、少しだけ工程を撮っていたのでご紹介します。

本当に最初の、土台となるブビンガを削り出している所です。

実は買ってきたときは写真のように真四角ではなく、もっと長かったのを切っております。

この切るところからかなり苦労しました・・・。

以前のブログにも書きましたがなんせ「もの凄くかたい木」なので、いくら時間をかけてもなかなか切れている気がしません・・・。

ちなみに上の写真は一人でやっておりますが、結局は弟に手伝ってもらい二人がかりで削りました。

 

これは、一番下の土台を削っているところです。

この頃には少しブビンガのかたさにも慣れ始めており、意外にも時間をかけず削りました。

全て手作業で作ったのがわかる写真かと思います。

 

この写真の通り、実はシルバーが入っているのは位牌の裏面になります。

ここは一般的な位牌にならい、表に「戒名」、裏に「俗名」という形にしました。

生前の名前が裏に入るので、そこにシルバーで作った紋を入れようと思った次第です。

シルバーは「ロストワックス」という技法で作られています。

「蝋」を使って形を作りそれを鋳造(キャストといいます)するという技術なのですが、もちろんキャストするには設備が必要です。

なので、これは私のシルバーの師匠に無理を言って、時間が無い中でお願いしてキャストして頂きました。

これを入れる事で、自分にしかできない手作り位牌に仕上がったと思います。

 

また、上の写真で「俗名」の文字が少し見えると思います。

実は今回の位牌づくりで一番肝を冷やしたのが、「文字」です。

お坊さんに書いて頂こうと思っていたのが時間的に難しくなってしまい、路頭に迷う事に。

これが四十九日の三日前の出来事でした・・・。

結局どうしたかというと、「ウッドバーニング」という手法を使いました。

それは「電熱ペン」という半田ごてのようなペンで木に焼きを入れる事で文字や絵を描いていく技術です。

まずは文字を位牌に転写させて、それを電熱ペンを使って綺麗に焼き付けて行きました。

転写は奥さんがやったのですが私はその間何をしていたかというと、ひたすら初めて使うウッドバーニングの電熱ペンで木に文字を書く練習をしました。

結論から言うと、ウッドバーニングでやってよかったと思います。

恐らく、筆で文字を書くよりもモダン位牌としての見栄えが良い結果となった感じです。

「お前が文字入れまでやれ」と導かれたかのようでした。

 

以上、ここ最近の家で行っていた木工のお話です。

載せようかどうか迷ったのですが、書くことで何かが昇華されそうな気がして書きました。

ブビンガとイエローハートがまだ残っているので、しばらくはこの位牌を作った二つの木を使って木工を続けたいと思っています。

 

では。