こんにちは。

滝川の建築事務所ジャパン・コルディアル・ホームズの三河です。

一旦寒くなって、北海道の夏はやっぱり短いなーと思ったら、また今日の滝川は30度を超えております。

体調を崩しやすい気候が続いてますが、皆様お身体は大丈夫でしょうか?

 

先日、前のブログで少しご紹介した月光グリーンのライブに行ってきました。

今回は月光グリーンの前身である神風グリーンとのツーマンライブという事だったのですが、最近の曲から昔の曲まで幅広い曲を演奏し、本当に熱いライブでした!

コピーバンドをやった事があるくらい月光グリーンは好きなのですが、ぜひまたライブに参加したいですね!

 

 

さて、

木造のメリットは何なの?と良く話題にあがります。

まぁ色々なメリットがあるので一言では言えないのですが、金額的なところだと他の構造に比べて「建築費が安い」事であったり、減価償却が短いので償却が早く終わる・・・などがあがります。

他にも「木の温もり」という言葉があるように五感で感じる肌触りの良さも魅力の一つで、触った時の温もり、癒し効果のある匂い、調湿効果があること等に加え、実は除菌効果もある事がわかっています。

また、木造の学校の方が、他の工法の学校に比べて目が良い生徒が多いという調査結果も出ているようです。

このように木造建築に関してのメリットは他にも無数にありますが、今回は「木はエコである」という点に注目してみましょう。

 

何となく世間が「木はエコ」というイメージをメディアを通じて流しているので、多くの方が単純に「木はエコ」という印象は持っているかと思います。

でも、なぜエコなの?と聞かれた時に答えられる方は少ないのではないでしょうか?

なぜ木を使う事がエコなのか?という点を2つほどご紹介します。

 

①木は二酸化炭素を取り込みます

言わずとしれた「地球温暖化」というものがありますが、これは大気中の二酸化炭素が増える事が原因です。

木は、森林の中にあるときも、伐採されて建材となってからも二酸化炭素を取り込み、自らの中に固定させる働きをもっています。

なので、建物を含めて木の製品が周りに多いという事は、それだけ二酸化炭素を軽減しているという事であり、地球温暖化の防止に一役買っているわけですね。

加えて、建材として加工される時の炭素の放出量が他の素材と比べても圧倒的に少ない事も、エコである事に繋がっています。

 

②森林維持などの地球環境に貢献する

「木を切って材料にする」という事を考えると、「森林破壊じゃないの?!」と思われる方も多いかと思います。

実はその逆でして、適正に木を使う事は森林の環境を守る事に繋がるのです。

この日本では、国土の約3分の2くらいが森林なのですが、実はこの内の6割が人工林です。

その量はおよそ49億立方メートルくらいなのですが、実はこの量が年間1億立方メートルくらいずつ増加してます。

想像するのが難しい数値ですが、要は日本は元々たくさんの木があり、その木が更に増え続けているわけです。

「木が増え続けているのはいい事なんじゃないの?」

そう思えると思いますが、実は単純に喜べるわけではありません。

 

なぜ木が増えて喜べないのか?

それは、木が密集してくると森林全体を見渡した時に環境が悪化するからです。

人工林は植えた木を間引きして森林の密度を調整する作業が必要になってきます。

聞いたことがある方もいると思いますがこれを「間伐(かんばつ)」といいます。

要は、木と木が密集し過ぎてしまうと日光が十分に当たらなくなります。

それによって草木が育たなくなる事で土壌が失われたり、土砂崩れの原因になったりします。

そのような環境の森林になってしまうと、新しい木を植える事ができなくなり、高齢の木ばかりになる事で二酸化炭素の吸収量が減り、健康的な環境とは言えなくなるのです。

また、木々が密集しすぎると地中にどっしりはるべき根を十分に伸ばすことができず、木自体が細く十分に育たないという事も起こります。

なので間伐を行ってその森林を健全に育てる事が必要になりますが、単純に木が増えればいいというわけではないのです。

 

上記の事から、植える~手入れをする(間伐など)~伐採して使う~植える・・・というサイクルが森林の環境にも良い事なのです。

更に、資源を計画的に育てて使う事で地産地消が可能な資源豊かなシステムが出来上がります。

話を戻すと、このサイクルで増えて行った木造建築により二酸化炭素を吸収量は増え、地球にとてもエコな国になるわけです。

 

という事で、今回は木造建築がエコであるというお話をさせて頂きました。

世間的に植え付けている「木はエコである」というイメージの理由の一つがここにあります。

地球温暖化の問題に関しては、世界各国が声を大にして訴えている事や自動車のガソリン車廃止なんかを急ピッチで整備している事を見ると、恐らく私たちが思っている以上に世界的には深刻な問題なんだろうなと感じています。

生活の中で一般の人にもできるエコ活動の一つが、「木を使ったものを増やす」という事なんだと思うのですが、木造建築はそんな地球環境の健全化に貢献できるのです。

金銭的に安価である事や、木の性質が持つ色々な身体に良い機能を踏まえると、多くのメリットを持っているのが「木」なんですね。

 

 

余談ではありますが、お盆に行った温泉旅行の中で阿寒湖のアイヌの資料館を見てきました。

アイヌの文化の中には、木で作られた道具が多数存在します。

面白いのは、樹種にはそれぞれ「位」がありそれぞれ特徴を活かした使い方をしていたそうです。

自然を神とし共生を大事にする民族ですから、種類により色々な顔を持つ「木」は大事に消費していたのでしょう。

作られた道具のこだわり具合を見ると、本当に大事に作ったんだろうなという想いが伝わってきます。

世界中には昔から存在する民族は多々あるかと思いますが、そのような先人の教えの中には地球環境に対するエコが詰まっている気がします。

ちなみに私の最近の趣味の一つである木工は、最終的にはアイヌ民族の道具「マキリ」を作る事ですので、いずれそれもお見せできたらいいなーと思います!

 

では。